【SNSマーケティングとは】メリットや手法・戦略まで分かりやすく

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近年SNSが非常に発達し、マーケティング手法として活用されることが当たり前となってきました。しかし、SNSマーケティングとはいったい具体的に何なのか?と疑問を抱いている方もいらっしゃるかと思います。どんな種類があるのか、メリットやデメリットは?手法はどんなもの?なども詳しく分かりやすくお話ししていきたいと思います。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用してユーザーにアプローチし、売れる仕組みを作ることを言います。

しかし、ただ商品やサービスが売れることだけを目的とするのではありません。SNS上での情報発信やユーザーとのコミュニケーションを通じて認知度を上げ、ファンの獲得をすることによって、自社の将来に繋がる長期的なブランディングを行っていくためでもあるのです。

マーケティングに活用されるSNSの種類

SNSのツールにはいくつか種類がありますが、ここでは日本で主に使用されている、ユーザーの多いSNSを具体的にご紹介していきます。

Twitter(ツイッター)

ツイッターは140文字という短い文章で気軽に投稿でき、リアルタイムでユーザー同士がコミュニケーションを取ることができるツールです。年齢は老若男女問わず幅広い層のユーザーに利用されています。紹介するSNSの中でも最も拡散力が強いので、情報が出回りやすい半面、ツイート内容によっては炎上しやすいという注意点もあります。

Instagram(インスタグラム)

インスタグラムは、写真や動画などの視覚に訴える投稿でコミュニケーションを取るツールです。主なユーザーは10代~20代の若年層で、特に女性ユーザーが多いです。ビジュアルやイメージでユーザーにアプローチするため、写真の質やフィードの雰囲気への気配りがブランディングへの大切な要素になってきます。

また、投稿から商品ページに誘導できるショッピング機能が追加されたため、ECサイトとの相性が良いのも特徴です。

Facebook(フェイスブック)

フェイスブックは、他のSNSと違って実名登録制のため信頼度が高いのが特徴です。ユーザーは30代~40代のビジネス層と比較的高く、プライベートよりもフォーマルな場に向いているSNSツールです。そのことからBtoB間のコミュニケーションツールとしてビジネスの場で利用されることが多いです。

LINE(ライン)

LINEは日本でも一番ユーザーが多く、10代~高齢の方まで幅広い層に利用されています。沢山の機能がありますが、一般的には主に知人や家族とのメッセージや通話などの連絡ツールとして利用されていますよね。そのLINEを企業がマーケティング目的で利用する際には次のような方法がとられています。

LINE公式アカウントをユーザーに友だち登録してもらい、定期的にアンケートやクーポン配布、新商品情報などのプロモーションを送ることでユーザーへの継続的なアプローチを図ります。また、チャット機能を利用してユーザーとのコミュニケーションを図るなど、様々なサービスを提供することによって売り上げアップや顧客の獲得を目指しているのです。

SNSマーケティングのメリット

SNSツールの種類について理解した上で、次はSNSマーケティングを活用するにあたって得られるメリットをここでは紹介していきます。

コストを抑えながら認知度アップできる

SNSに投稿すること自体が宣伝効果を持っているので、高額な広告費用を費やさずに認知度を広めることができるのは企業にとって嬉しいことですよね。
広告コストを削減できた分を商品開発などに費やすことができれば、より良いサービスを提供できるようになりますね。

ブランディング効果がある

SNSを通じて、自社や商品のイメージ、ブランド力の向上を図ることができます。「この企業はどんな企業なのか」、「商品のコンセプトやこだわりは何なのか」などをユーザーに伝えることによって、自社への理解や信頼を深めてもらうことができます。

顧客のロイヤリティが向上する

顧客のロイヤリティとは、商品やサービスへの信頼や愛着を意味します。SNSを通じて顧客とのコミュニケーションを積極的に行っていくことで自社のファンになってもらえます。さらに、ロイヤリティが向上した顧客がSNSでの投稿や口コミで周りの人にシェアしてくれることで新規顧客の獲得にも繋がります。

情報伝達が早い

SNSは従来の宣伝方法と違い、リアルタイムでの情報発信ができ、その情報に対するユーザーのレスポンスも早いです。そのため、宣伝効果が早い段階で確認できるので、反応に応じて違う策をどんどん練っていくことができます。

SNSマーケティングのデメリット

SNSマーケティングには良いことばかりではなく、当然デメリットもあります。
ここでは、SNSマーケティングを活用するにあたって注意したいこと、事前に把握しておくべきことをご紹介します。

成果が出るまで時間がかかる

SNSは成果が出るまで地道で長期的な継続が必要です。アカウントを開設してからすぐに結果が出ないから、と諦めてしまってはいけません。
ペルソナの設定から、興味を引き付ける投稿内容の工夫、ユーザーが多くSNSを利用する時間帯を選んで投稿する、などの細かい努力をコツコツ続けることがいずれ成果となって現れるカギとなるのです。

運用の負担がかかる

上記でもお伝えしたように、SNSは長期的な工夫、継続が大切です。飽きられてしまわないような投稿の工夫、更新頻度を一定に保つなど、ユーザーの記憶から薄れていかないようにしなければなりません。また、質問箱を設けたり、キャンペーンを行ったりなどのユーザーとのコミュニケーションを図って関係構築することも大切なので、運用は簡単なものではありません。

悪い情報が出回ってしまう

SNSでは、自社に不満を持ったユーザーによってデマが拡散されてしまうことも珍しくはありません。また、自社が何気なく投稿した内容でも、ユーザーにとっては不快に感じてしまう可能性もあります。そうなった際には、信頼を失ってしまい、自社の継続にも悪影響を与えてしまうので、投稿内容には細心の注意が必要です。

SNSマーケティングの手法

ではSNSを利用して具体的にどのようなマーケティングが行われていくのか、ここではSNSマーケティングの手法についてお話しします。

SNSアカウント運用

自社の公式SNSアカウントを開設し、運用する手法です。自社の情報を発信することでユーザーとのコミュニケーションの場を作り、関係を築きます。そうすることで自社サイトに誘導することができ、新規顧客の獲得や宣伝にもなります。また、情報発信は売り込みをするような投稿ではなく、ユーザーが親しみやすいように日常の発信や共感を買うようなものにするとファンになってもらいやすいです。

SNS広告

SNSは独自の広告配信サービスを保持しており、年齢、性別、趣味、またはユーザーがフォロー中の興味のある分野などを設定してターゲットを絞った広告配信が可能です。また、配信期間や時期、配信費用を自由に調整できるので、効率の良いマーケティングが実現できます。

キャンペーン企画

SNS上でプレゼント当選などのキャンペーンを実施するマーケティング手法です。
例えば、「リツイートしていただいた方の中から〇名様にプレゼント」といった投稿をよく目にしますよね。このようなキャンペーン企画は以下の様な目的のために実施されています。

・新規フォロワーの獲得のため
・既存フォロワーへの感謝を表すため
・商品やサービスのリピーターを増やすため
・認知度アップのため

インフルエンサーマーケティング

SNSなどの特定のコミュニティにおいて、影響力をもっているインフルエンサーを起用し、ユーザーの購買意欲に刺激を与えるマーケティング手法です。インフルエンサーに商品やサービスについて紹介してもらうことによって、自社商品やサービスについて知ってもらえることができ、ファンになってもらえる可能性も見込めます。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、SNSを通してユーザーが発信、交流している内容を検索・分析した結果をマーケティングに活かすことを言います。アンケートなどよりも率直な本音を集めることができ、自社についてだけでなく、競合他社の調査も容易になりました。

わかりやすく言いますと、芸能人やインフルエンサーが自身の名前を検索する「エゴサーチ」や、企業が商品名やサービス名を検索して意見を収集する「パブリックリサーチ」などがこれに当てはまります。

SNSマーケティングを実践するステップ

ここからは、SNSマーケティングをいざ実践すると決めた際に、進行していくためのステップをお伝えしたいと思います。紹介する順序を参考にして、ひとつひとつ実践していってみてくださいね。

目的の設定を行う

まずはじめにSNSマーケティングを行うことで得たい成果、目的は何かを明確にします。このように方向性を明確にしておくことで、軸がブレることのないマーケティング戦略を継続していくことができます。

(目的の例)
・ブランディングを強化したい
・ユーザーとのコミュニケーションを取りたい
・認知度をアップさせたい

ペルソナを明確にする

ペルソナとは、年齢、性別、職業、住んでいる地域、趣味などを細かく設定し、実際に存在するユーザーかのように仕立てたターゲットのことを言います。ターゲットよりも細かい設定のため、ユーザーへの理解をより深めることができます。また、ペルソナが明確になっていると、社員間においても全員が的確な同じ目的に向かって行動することができるという利点もあります。

(ペルソナ設定の例)
名前:山田アス子
年齢:30歳
家族構成:夫と2人暮らし
職業:大手企業で事務員として勤めており、安定した収入がある
趣味や興味:最近の趣味はお菓子作りで、新しいキッチングッズを揃えたいと思っている

競合分析を行う

ペルソナを決定したら、SNSツールを選定する前に競合他社の分析を行うと良いでしょう。競合他社はどのSNSツールで、そのようなマーケティング戦略を行っているかなどを分析することによって、自社で差別化ができる部分や、見習うべき部分が見えてきます。それによって今後の方向性が見え、より良いSNSマーケティングを実行できるでしょう。

SNSツールを決める

「マーケティングに活用されるSNSの種類」でもお伝えしましたように、SNSツールにはそれぞれの特性やユーザー層が異なります。SNSマーケティングを行う目的やペルソナを基に、どのSNSツールで今後ユーザーにアプローチしていくかを照らし合わせ、相性の良いツールを選ぶことが大切です。

(適切なSNSツール選びの例)
・ファッション関連 → 視覚に訴えることが得意なInstagramを活用
・経営に関するノウハウを日々発信したい → 気軽に文章で伝えられるTwitter

KPIを設定する

KPIとは、「Key Performance Indicator」を略した言葉で、日本語では「重要業績評価指標」という意味になります。これは、事業目標を達成するためのプロセスが適切に実行されているかを測るための指標を表します。

SNSマーケティングであれば、フォロワー数やいいね数などがこれに当たります。ただし、注意したいのが数字ばかりに囚われていてはいけないということです。ユーザーの立場に立って、ユーザーが求めているもの、困っていることを解決する手助けができますよということを示せるようにアプローチしていくことが大切です。

投稿を開始する

投稿をいざ開始するにあたって、投稿の頻度、時間帯などを事前に決めておくと良いでしょう。頻度や時間帯がバラバラだと、ユーザーが投稿を見落としてしまい、忘れられる可能性があります。また、ペルソナの興味を掴むような内容をしっかり工夫したうえで投稿していきましょう。

ここで大切なのは、売り込みをするのではなく、ユーザーに親しみを感じてもらえるような発信をすることです。

投稿を分析・改善する

実際に投稿を開始したら、毎週、毎月などの期間を決めて投稿後の分析を行いましょう。どの投稿に対する反響が大きかったか、フォロワーや閲覧数の変動数はどう変わったか、などを念入りにチェックすることで次の改善につなぐことができます。

この行動はSNSマーケティングをするうえで非常に大切となるので、投稿したら分析、改善というルーティーンを繰り返し継続するようにしましょう。

まとめ

ここまで、SNSマーケティングのあれこれについて掘り下げてお伝えしてきました。この記事を読んで、少しでも理解できた!役に立った!と思って頂けたら大変嬉しく思います。

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