京の天空を舞う龍姿。絹谷幸二 【龍をたずねて】 A dragon figure dancing in the sky of Kyoto. Koji Kinutani

3年前、京都国立近代美術館で絹谷幸二氏の「色彩とイメージの旅」と題した展覧会を鑑賞し、いくつかの絵に衝撃を受けた記憶がある。それらの作品は、この展覧会に出品するために1年8カ月をかけて描きあげられた作品群である。これらの絵のテーマが「京都」と付けられていた。京都の名所7箇所を、龍をモチーフに描かれたもの。龍は鴨川の「水」をイメージし、天に昇る龍姿を表現されている。 Three years ...

歴史が生んだ職人の技、「堺包丁」 A Historic Craft, “Sakai Knives”

そのむかし、大阪 堺は、日本でも有数の港町として栄えた。海からの荷物が上がり大坂(大阪)へ、京へと運ばれて行った。堺の港から大坂の道修町や北浜までの街道が、いまの大阪の南北を走る幹線道路、堺筋である。当時貿易港として栄えた堺にはモノが集まっていたことから「モノの始まりは堺から」とよく言われていたようだ。その名残でいまも堺には数々の伝統産業が息づいている。その代表的なのが「金物」や「包丁」である。...

ドレープの魔術師「鳥丸軍雪」。自然に逆らわない、これがドレスづくりの原点 Drape magician “Torimaru Gunyuki”. This is the star...

46年ぶりの再会だった。といっても私自身の一方的なものである。記憶をたどると、確かロンドンのホテルのサロンだった。慣れない取材だったので記憶にしっかりと残っている。相手は、英国で注目され始めた、新進気鋭のファッションデザイナー 鳥丸軍雪(とりまるぐんゆき)さん。ちょうど一年前、神戸ファッション美術館主催で「鳥丸軍雪展」が開催され、それに心が高鳴る思いで出かけた。烏丸氏のトークショウを拝聴し作品を...