二尊院は、世界が違う「釈迦如来」と「阿弥陀如来」を本尊として祀る

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百人一首にも詠われた小倉山のふもとに千二百年の時を超え美しい景観に包まれている二尊院。「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二尊を本尊として祀る寺院であることから二尊院と呼ばれている。正式には「小倉山二尊教院華臺寺(おぐらやまにそんきょういんけだいじ)」という。

“紅葉の二尊院” の言われるくらい、京都紅葉観光では外せないスポットになっている。極楽往生を目指す人を此岸から送る「発遺の釈迦」と、彼岸へと迎える「来迎の阿弥陀」の遺迎二尊が同じ須弥壇に祀られているのは珍しい。ぜひ、見てみたいという思いに駆られ、この時期にも関わらず思い切って出かけた。

この遺迎二尊像は鎌倉時代中頃に、春日仏師によって造られたと言われている。本堂の中央に安置されており、右に釈迦如来立像、左に阿弥陀如来立像が並んで安置されている。左右相称で金泥塗り、玉眼入りの像が境内を見守っている。

双方の本尊は全く違うの世界の仏で、釈迦如来が穢土(えど)、つまり 私たちが生きている娑婆の世界で、一方、阿弥陀如来は浄土(じょうど)、つまり仏が住んでいるとされる世界である極楽浄土のことをいう。正反対ながら我々を救済するという目的と願いは全く同じ。ただ、アプローチが違うだけなのである。

そんな二尊像を目の前に、今と死後の自分の救済を願い、手を合わせたが少々欲張った祈願をしたような気がしないでもないが・・・

リポート & 写真 / 渡邉雄二

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