各像に納められていた摺佛を入れると「一万体千手観音」に 【三十三間堂】

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先週、西本願寺から蓮華王院へ足をのばした。
ご存知、蓮華王院(三十三間堂)の千体の千手観音を鑑賞しに行ってきた。
平成三十年に国宝に指定され、本来1001体ある観音像の5体は東京・京都・奈良の国立博物館に所蔵され、現在、三十三間堂には996体が安置されている。

その観音像は、実は「一万体観音」だった!ということが書かれてあった。
観音像は”寄木内刳(よせぎうちくり)”という造像法により体内が空洞になっている。その空洞に、板や紙などに木版ですった仏像の摺佛(すりぼとけ)が各像に数十枚以上納められている。それを加えると文字通り造仏一万体が具現化されることになる。ということから一万体観音という名称でも呼ばれている。

写真の右下にあるのが「摺佛」である。久々に訪ね観る千体観音は、広大無辺な救いの世界のようである。

画像1

※トップの写真はポスターを撮影したもの
リポート & 写真 / 渡邉雄二