「玉露珠茶」の極上の一滴。  【一茶庵稽古追想】

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昨夜の煎茶稽古は、玉露3煎と雁ヶ音3煎に加えて、初物「玉露珠茶(しゅちゃ)」なる茶葉を中茶法という淹れ方で賞味した。いままでに聞いたことのない茶葉である。しかも中茶法なる淹れ方も初めてだった。

玉露、雁ヶ音の淹れ方は、沸いた湯を急須にとり、急須から茶碗に注ぎ分ける。その急須に玉露をたっぷり入れ、そこに湯気が立たなくなった茶碗の湯を急須に注ぐ。そのときにできるだけ茶葉にかからないように注ぎ込む。それから待つこと数分、急須から茶碗に注ぐ。出てくるのは数摘。それを3煎繰り返し微妙に異なる芳醇な味を楽しんだ。

最後に出てきたのが「玉露珠茶」という茶葉。聞いたことのある人のほうが少ないかも知れない。珠茶というのは中国茶、台湾茶の類に属する茶葉で、製茶の最初の行程で酸化作用を抑えた殺青から乾燥工程まで、一気に釜炒りで仕上げるのが特徴の茶葉。色は緑から白へ、そしてやがて、褐色に変わる。
火の影響で水分が抜けていくので、どんどん小さな粒のように固く締まっていく。最終的には小石のような色と外観の茶葉になる。

見てのとおり、茶碗の三分の二ほどこの珠茶を入れる。別の茶碗にとっておいたぬるい湯を、茶葉が入っている茶碗に少し注ぐ。茶葉は湯を吸い込む。その吸った後の一滴を口にする。濃厚で苦味があるが極上の一滴である。その一滴を味わうためのお茶である。味わった後の茶葉は一煎のみで捨てる。

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ちなみに玉露(ぎょくろ)とは日本茶の一種。製造法上の分類としては煎茶の一種であるが、栽培方法に特徴がある。収穫の前(最低二週間程度)日光を遮る被覆を施される。これによりテアニンなどのアミノ酸が増加し、逆にカテキン類(いわゆるタンニン)が減少する。また、被覆により特徴的な香り(覆い香)が生ずる。
玉露は高級茶の一つであるが、今回試飲した「玉露珠茶」は、玉露を珠茶製法でつくった比類なきお茶で大変珍しいものであるのは間違いない。そのお茶を、玉露や雁ヶ音と併せ楽しませていただいた。煎茶ファン冥利につきる。

※この記事は、2013年3月の「心と体のなごみブログ」に掲載したものをリライトし転載

レポート & 写真 / 渡邉雄二
場所/ 文人会一茶庵

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