湖水に立つ鳥居。 【湖水の風景Ⅰ】

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伝統文化や、文化継承に欠かせない技術などに興味をもつ者には、京都は宝の山。当然、京都を訪れる頻度が多くなる。そして京都の次が琵琶湖のある滋賀。湖西や湖東、湖北は自然の恵みの宝庫であることは言うまでもない。また、京都に隣接するということから神仏信仰の篤い地域でもある。

琵琶湖、湖西には神聖な山として知られている「比良山」がある。その比良山を祭神にしていた「白鬚(しらひげ)神社」(現在の祭神は猿田彦命)は、湖畔の国道161号線沿いにある。
この白鬚神社の大鳥居は、本殿前にあるのと、もう一つ、国道を挟み湖水の中に立つ朱の鳥居がある。広島・宮島の厳島神社によく似ていることから「近江の厳島」と称されている。

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この白鬚神社の鳥居は、厳島神社の大鳥居と同じく「両部鳥居」といわれているもの。片方に柱が3本あり両方で6本あるのが特徴である。水中にある鳥居は、柱の置く場所の基礎は作られているようだが、柱が地中に埋め込まれているわけではなく、ただ置いてあるだけ。置くには上に重みが必要である。その重みが鳥居の「笠木(島木)」の部分に重石をいれて押さえつけている。これだけで安定している、というから不思議である。

こういった水中に鳥居がたつ神社は全国で8カ所あるらしい。厳島神社の鳥居をはじめ陽が出るとき、沈むときの美しさは格別である。幻想的な景色として、またパワースポットとしても多くの人を集めているようだ。

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レポート & 写真 / 渡邉雄二

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