永谷宗円が開発した「製茶法」が認められ、宇治茶が日本を代表するお茶に

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もうすぐ茶摘みの季節。新茶を摘むのは年一回で、立春から数えてちょうど88日目の八十八夜ごろからスタートする。今年は、その日が5月1日。
お茶によって、場所によって、また気温によって時期がズレるところもある。

お茶の聖地といわれる京都・宇治田原町では茶摘み体験が毎年行われている。
その宇治田原町は、摘んだ新芽を蒸すか茹でるかの加熱処理し天日で干して乾燥させる「青製煎茶製法」を開発し、宇治茶を世に知らしめた「永谷宗円」の出身地。その宗円が製茶法で作りあげたお茶を江戸に持っていき、茶商の山本嘉兵衛に販売を託したところ、たちまち評判となり、以後「宇治の煎茶」は日本を代表するお茶となったと言われている。

茶商、山本嘉兵衛というのは、いまの株式会社山本山の初代である。1738年、山城国宇治田原郷湯屋谷の永谷宗円の製茶法を認め、宇治茶を「天下一」と称した。いまに受け継がれている「宇治製法」は京都府の指定文化財になっている。そして数年前から世界文化遺産への登録に向け動き始めている。

毎年4月下旬に収穫される「新茶第1号」を、手もみ保存会による伝統的な焙炉を用いた手もみ製法の実演と、製茶機械を用いた機械もみ製茶の技術研修などを行っている。この研修会は、今年の宇治田原の新茶シーズンの幕開けを告げるものである。

宇治茶1
宇治田原町茶畑

レポート /  渡邉雄二   写真 /  宇治茶画像・宇治田原町画像より転載

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