今年初めての、李白。自然の理法を代表する詩【一茶庵稽古追想】

0
13564
李白 七言絶句

煎茶の稽古には、漢詩は必須科目である。
しかし、思うように詠めない、もちろん理解するには手習いでは頭に入らない。
当たり前といえば、当たり前だ。少しずつでも、という気長な話ではあるが・・。

今年(5年前)の初稽古で触れたのが、
中国古典文学のなかの最高峰と言われる詩人「李白」。
中国の先人の詩は、現代では想像し難い果てしない物語が詠まれているものが多い。
中でも悲愴感のなかに力強い生命力を感じさせるものが多い。
短い言葉で、その思いを想像、連想させることは極めて難しい。
詠み手側が、書き手側の想いを深く理解できるか、そうでないかによって
その詩の伝えたい焦点がズレ、意味が異なって理解される場合がある。

不安を抱きながら「李白」を詠んでみた。

望廬山瀑布(廬山の瀑布を望む)
日照香炉生紫煙
遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天

日は香炉(こうろ)を照らして紫煙(しえん)を生ず、
遥かに看(み)る瀑布(ばくふ)の前川(ぜんせん)に挂(か)かるを。
飛流直下(ひりゅうちょっか) 三千尺(さんぜんじゃく)、
疑(うたご)うらくは是(こ)れ 銀河の九天(きゅうてん)より落つるかと

太陽が香炉峰を照らし紫の靄を漂わせ、
遥かに遠い川の向こうには滝がある
三千尺もの高きからまっすぐほとばしって、
まるで天の川が天の一番高いところから流れ落ちたようだ

李白1

悲愴感の中で暮らす李白に、
この瀑布(滝)は新たな出発を成す力強いエネルギーになった光景だったのだろう。
自分の想いを天の高いところから流れ落ちる水に喩え、
生成発展する新たな希望を表現した、
自然の理法を代表する詩といえるではないだろうか。
今年初めの詩としては心に沁みるものだった。

レポート / 渡邉雄二   写真 / 李白画像(ネット)より転載、一部加工 場所 /文人会一茶庵

Follow me!

 

受給可能か無料診断してみる!

  1. 補助金・助成金の受給可能な金額を知ることができます。(年間1社平均300万円受給しています。)アスライトでは約1000万円受給しています。
  2. 返済不要の資金調達が可能です。(全てが雑収入になり、利益になる)
  3. 専門家に任せることで、自社の仕事に集中でき、申請から受給までトータルサポートします。(ほぼ丸投げが可能)
診断してみる!   公式ページ

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください