エミーナ先生たちが残してくれた南武道精神。

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南武道

2005年、南武道が日本で産声をあげた。南部義尚氏(世界南武道連盟道主/本部フランス)と共に、南部氏の出身地神戸の二宮神社社務所の2階を道場に稽古がスタートした。
筆者が練習した期間、海外から入れ代わるように5人の先生たちが来日。道場開設当初は、道主と同行し来日した若いノルウェー人の男性がそのまま日本に滞在し数カ月指導にあたってくれた。
その後はスロベニアからの女性、そしてスイス人の女性の先生が続いた。それぞれ一年近く日本に滞在し、武道未経験の我々に手とり足とり教えていただいた。
それからは、南部道主か、クロアチアの師範代が交互に来日し稽古に励んだ。

その中で、約10ヶ月日本に滞在して指導していただいたエミーナ先生は、スイス人で若干20歳(当時)の美しい方だった。わざわざ日本の南武道の底上げに来日してくれた。前任のスロベニアの先生の後に日本の南武道の底上げにプライベートで来日してくれた親日南武道家である。

南武道2

私たち日本のメンバーにとっては、彼女は日本の終身指導者として認める存在である。それだけ我々には大切で貴重な指導者だった。
彼女自身も日本に行ってみたい、という熱い想いをもち来日。日本の文化や暮らしを理解し楽しんでいただけたのではと思っている。
日本での最後の練習では「私は、日本で最高の生活をしたョ」と言ってくれた。「ほんと楽しかった、最高の仲間もできたし」と。

南武道1

我々、南武道している者は一つのパスポートでつながっている。南武道の精神や、継承すべき事柄がすべて記載されている。それに全世界の南武道家が従い、心を一つにする。どの国に行けども、そのパスポートがあれば即練習に参加でき、その国のメンバーとして快く迎えてくれる。まさに、世界の「南武道家の絆」の一冊になっている。

だから、エミーナ先生とはまたいつでも逢える。機会があればまた教えを受けることができる。彼女は帰国後、9月からスイスの大学に入学。日本文化を専攻した。2年後には再来日したいという願いが叶い、交換留学生として九州大学で2年間学んだようである。

南武道3

いまも各先生方とFBでつながっている。そして世界の南武道家とも交流をさせていただいている。
残念ながら、南武道の創始者である南部義尚道主は、今年お亡くなりになられた。
道主のおかげでクロアチア前大統領にも謁見させていただいた。数えきれないほど思い出がある。
道主亡き後、ヨーロッパを中心に南武道が拡大充実しているのをネットで見聞きする。嬉しい限りである。

レポート & 写真 / 渡邉雄二

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